前回までのおさらい
1話では、道上の父の事故死や、BG株事件の内容と鈴木の関連が明らかになりました。果たして鈴木は黒幕なのでしょうか?
1話の内容はこちら↓↓
第2話のまとめ
- 次期官房長官とされていた武智が亡くなったことで、清家が27歳で当選したことが明らかに。武智の事故が道上の父の事故と似ていることもあり、その真相を道上が追う
- 道上の父の事故を起こした黒幕ではないかと疑わっていた鈴木が、なんと交通事故にあってしまう。居眠り運転という特徴も道上の父の事故と似ており、別の人物の存在がいるのでは?と道上たちは困惑する
- 清家の大学時代に、美恵子という恋人がいたことが、現在の清家に大きく影響を与えている可能性が出てきます。清家を裏で操っていたのは、鈴木ではなく美恵子だったのか?
第2話の詳細
道上の自宅からBG株事件のノートが盗まれる
道上が母から連絡を受け自宅へ戻ると、実家は荒らされていました。
BG株事件のノートが盗まれていたことからも、犯人の目的は、道上の父が残したBG株事件の真相をもみ消すことだったと思われます。
また、家が荒らされたことで、道上の息子から託された鳥のロッキーも失踪してしまうのでした。
1年前に道上が取材した議員秘書が自殺未遂をしていた
実は道上は1年前に政治汚職事件を取材した際に、証言を引き出した秘書が自殺未遂をするという経験をしていました。
1話で少しだけ出ていたシーンですね。
その際は、週刊誌やSNSで道上の名前や顔が晒され、自宅にも記者が押しかけるなど、家族とともに暮らすことが困難になったため、夫・息子と別居する選択を取り今に至ります。
清家が秘書を務めていた武智議員が、謎の事故死をしていた
道上が清家の自叙伝「悲願」を読んでいると、次期官房長官と言われた武智先生と清家の関係についての記載が目に留まります。
清家は武智から多くのことを学んだと書いており、大学卒業後に武智の秘書として働きますが、清家が27歳のときに武智は自動車事故で亡くなります。
このときの事故の原因が運転手の居眠り運転であり、道上の父と同じであることを不審に思います。
そして武智の死をきっかけにして、補欠選挙が行われ、武智の地盤を引き継いだ清家は衆議院議員として初当選することとなります。
これも鈴木が仕組んだことか?と道上は考えますが、そこまでして若くして代議士になる理由は何か?と疑問に思うのでした
佐々木が営む料亭で、道上が清家と食事
道上は清家からの招待を受けて会食へ。
会場は前回と同じですが、店の前には、清家の高校の同級生であり後援会会長である佐々木が立っていました。
この店は、佐々木が営む店だったんですね。このことから1話で描かれた、清家と道上を店の裏から見つめていた人物は佐々木だったことがわかります。
佐々木もこの物語において何かしらの役割を担っている重要人物であることが推測できますね。
道上と清家の会話では、道上の過去を肯定する発言を清家がするなど、清家が道上と良好な関係を築こうとしていることが見て取れました。
そして裏で佐々木が謎の女(高岡早紀)へ電話しており、清家が道上の取材を許可したことを女へ告げます。
登場人物にも乗っていた謎の女が、ついに出てきましたね。どんな役どころなのか、気になります。
道上は鳥のロッキーを逃がしたことを息子に告げる
道上は夫と息子が住む家を訪ね、鳥のロッキーを逃がしてしまったことを伝えます。絶対に見つけると伝えますが、息子はしょんぼりした様子で何も言わずにその場を去りました。
夫からは軽蔑した様子で、「何も変わっていない」と言われてしまいます。
武智の事故死を調べることで、鈴木への疑念が強まる
道上は武智の事件の真相を知るために、松山へ行って刑事や記者を訪ねます。
武智の事件は、加害者は無職だが多額の賠償金を支払っており、道上の父の事件と酷似していることがわかりました。
そして、武智の事務所では清家だけではなく、鈴木も秘書として働いていたこともわかりました。
これらの事実を受けて、道上は清家に再び取材することを決めます。
なんと、鈴木が交通事故にあう
道上は清家を訪れ、武智の一連の話を伝えます。武智の死がきっかけで当選したこと、鈴木が武智の秘書として働いていたこと、道上の父の事件と関係があると思っていること、など。
鈴木は危険であり、知っていることを話してほしいと道上は清家に頼み、あなたも鈴木と関係を断ちたいと思っているのでは?と問いかけます。
そこで清家に電話がかかってきて、鈴木が交通事故にあったという衝撃の事実が告げられます。
二人は病院へ行くと、鈴木に命の別状はなかったものの、けがをしている状態でした。また、道上の部下も軽傷を負っています。
そして事故の原因が「居眠り運転」であることもわかり、黒幕は鈴木ではないのでは、と道上たちは考え始めました。
大学時代の清家には、美恵子という彼女がいた
道上はオフィスで再び「悲願」を読んでおり、以前に送られてきた論文と文体が違うことに気づいていました。
より実直で素直な文体である論文は清家が書いたものであり、悲願は鈴木の手が入っていることでそう思いました。
そして悲願の中で、大学時代の恋人について書かれた箇所が清家の文体であることに気づきます。
清家と美恵子は大学三年のときに出会い、脚本家を目指していた美恵子は清家に「もう21歳なんだからのんびりしていられない。27歳で死んだ芸術家もいて、6年しか生きられないかもしれない」という考えを清家に伝え、清家はその言葉に大きく影響を受けるのでした。
大学時代の教授に取材をすることで、一つの仮説が浮かび上がる
清家の過去を深く知るために道上は、大学時代の清家の担当教授を訪ねます。
話す中で、送られてきた論文は3年次に書いたものであり、卒論でも同様のテーマを扱うが、内容が変わっていることを道上は知ります。
3年次では称賛していたヒトラーのブレインであるハヌッセンのことを、4年次では否定していたのです。
その時期がちょうど美恵子と出会ってからの時期と重なっており、美恵子との出会いによって清家を変わったことがほのめかされます。
そして、ハヌッセンはヒトラーによって43歳で暗殺されますが、鈴木が現在43歳であることに道上が気づき、そして別の場所で鈴木もその事実に気づいて絶句するのでした。
ストーリーのポイント
鈴木の事故は誰が仕組んだのか?
道上の父の事故を起こした黒幕ではないかと思われていた鈴木ですが、なんと道上の父と同様の事故にあってしまいます。
それすらも鈴木が仕組んだ、と考えられなくはないですが、おそらくこれで、鈴木が全ての黒幕であるという線は考えづらくなりました。
ハヌッセンがヒトラーに暗殺された43歳という年齢と同じタイミングで、鈴木が事故にあったことを考えると、もしかすると事故は清家が仕組んだのかもしれません。
美恵子は清家にどのような影響を与えたのか?
新たなに登場したのが、清家の大学時代の恋人である美恵子です。美恵子に出会ってから清家は思想が変わったとされており、大きな影響を与えたことがわかります。
美恵子は清家にどのような影響を与えたのでしょうか?
政治家になりたいという清家の想いを実現するために、美恵子が暗躍した可能性がありますね。
回想シーンでも語られたように、27歳という年齢での実現も視野に入れていたのでしょう。
謎の女(高岡早紀)の正体は?
佐々木が電話をかけていた相手は、謎の女(高岡早紀)でした。謎の女は登場人物としてあげられていたものの、これまで正体が明かされていなかったので、今後の物語の重要なポイントを担いそうです。
美恵子は回想シーンでしか描かれていないため、美恵子=謎の女である可能性も考えられますね。
現在も清家の近くで何かしら暗躍しているのでしょうか。
3話の見どころ
大学時代の清家と美恵子が明らかになる?
2話で登場した清家の元恋人である美恵子ですが、さらなる清家との詳細が3話で語られることが予想されます。
清家と美恵子は27歳までに政治家になるという夢をかなえるために、一体どのようなことをしてきたのでしょうか。
清家は今後どのように動く?
鈴木が事故にあったことを受けてか、清家は道上の取材を今後断りました。
3話以降は、道上と清家の関係が変わることが予想されます。
鈴木、佐々木、そして美恵子に囲まれた清家ですが、今後それぞれに対してどのように動いていくのでしょうか。
清家の真の目的が明らかになるか、注目ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
また3話が放送され次第、解説記事をアップします!
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